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日タイ修好130 周年記念特別展
タイ~仏の国の輝き~2017年7月4日(火)~8月27日(日)
東京国立博物館 平成館
日タイ修好130周年を記念して、仏教国タイの歴史と文化とともに、日本とタイの交流史を紹介する特別展が開催されます。
タイでは、仏教は人々の暮らしに寄り添う 大きな存在であり、長い歴史の中で多様な仏教文化が花開きました。本展では、タイ族前史の古代国家、タイ黎明期(れいめいき)のスコータイ朝、国際交易国家アユタヤー朝、現王朝のラタナコーシン朝における仏教美術の名品とともに、タイ仏教美術の全貌をたどるほか、日タイ交流ゆかりの作品を併せて紹介。総作品数約140 件、門外不出の名宝がトーハクに集結する、本格的なタイ展となります。
※あみゅーぜんの読者5組10名様に抽選で本展の招待券をプレゼントいたします。
応募締切:7月14日(金)
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応募受付は終了いたしました。
当選者の発表は、招待券の発送を以てかえさせていただきます。◆タイ文化の土壌を形成した信仰
仏陀の教えの広まり、12世紀後半頃にタイに及んだクメール美術と融合した精緻な美の世界、タイの東北部で仏教とともに信仰されたヒンドゥー教など、多様な信仰の世界をたどります。
◆スコータイ王朝
1238年にタイ中北部を中心に開けた国では、スリランカから受容した上座仏教が信仰され、多くの寺院を建立。タイ族による仏教文化が花開き、タイの文字や文学が生み出されるなど、現在のタイ文化の基礎が築かれた時代。
◆アユタヤー
14世紀半ばから400年もの間、国際交易国家として繁栄したアユタヤー。日本、琉球をはじめ東アジア、東南アジア、中東や西洋との活発な貿易で栄えました。上座仏教を国教とする一方、王の権力と神聖さを高めるためのインド的な儀礼や位階制度が整えられた時代。
金象
金、貴石
アユタヤー県ワット・ラーチャブーラナ遺跡仏塔地下出土
アユタヤー時代 15世紀初
チャオサームプラヤー国立博物館◆シャム
シャムとは、江戸時代から知られていたタイの呼称。アユタヤー朝では16世紀末から17世紀にかけて、日本からも新たな市場や活躍の場を南方に求めた朱印船貿易家たちが集い、日本人町を形成。その100 年前には、琉球を介して日本とシャムの交流が始まっており、日本の対外交流史の中でもシャムとの交易は大きな位置を占めていました。
山田長政像
紙本着色
江戸~明治時代 19世紀
静岡浅間神社◆ラタナコーシン
18世紀後半に起こされ現代に連なるラタナコーシン(チャクリー)王朝は、現バンコクに都を設け、アユタヤーの芸術文化の復興に力を注ぎました。
◆タイと日本のつながり
日本刀、螺鈿(らでん)、象など、両国間のつながりを象徴する作品。
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