森ビル デジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス
2024年2月9日オープン
麻布台ヒルズ
※2024年2月8日記事を更新しました。
チームラボボーダレス 麻布台ヒルズ
森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス(以下、チームラボボーダレス)が、東京・お台場から移転し、麻布台ヒルズ「ガーデンプラザB(地下1階)」に新たにオープン。
イマーシブでフィロソフィカル、唯一無二のアート体験の空間である「チームラボボーダレス」の魅力をレポートします。
チームラボ《人々のための岩に憑依する滝》、《花と人、コントロールできないけれども共に生きる – A Whole Year per Hour》 © チームラボ
© チームラボ
(展示風景 「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」 東京 麻布台ヒルズ)
チームラボ《人々のための岩に憑依する滝》(部分)
© チームラボ
(展示風景 「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」 東京 麻布台ヒルズ)
(写真:チームラボボーダレス 会場風景)
進化したチームラボボーダレス
チームラボボーダレスは、アートコレクティブ・チームラボの境界のないアート群による「地図のないミュージアム」。
境界のないアート群によって、境界なく連続する1つの世界。
人々は、境界のないアートに身体ごと没入し、境界のない1つの世界の中で、さまよい、探索し、発見します。
麻布台ヒルズのチームラボボーダレスでは、新作品や日本未発表作品も多数加わり、境界のないアート群はさらに進化しています。
Bubble Universe: 実体光、光のシャボン玉、ぷるんぷるんの光、環境が生む光 – ワンストローク / Bubble Universe: Physical Light, Bubbles of Light, Wobbling Light, and Environmental Light – One Stroke
teamLab, 2023 (work in progress), Interactive Installation, LED, Endless, Sound: Hideaki Takahashi
© チームラボ
(展示風景 「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」 東京 麻布台ヒルズ)
Bubble Universe: 実体光、光のシャボン玉、ぷるんぷるんの光、環境が生む光 – ワンストローク / Bubble Universe: Physical Light, Bubbles of Light, Wobbling Light, and Environmental Light – One Stroke
teamLab, 2023 (work in progress), Interactive Installation, LED, Endless, Sound: Hideaki Takahashi
© チームラボ
(展示風景 「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」 東京 麻布台ヒルズ)
チームラボボーダレスの作品が問う、人の「認識」
チームラボは、アートによって、自分の世界との関係と新たな認識を模索します。
人は、認識するために世界を切り分けて、境界のある独立したものとして捉えている。
チームラボのアート作品は、認識の境界、時間の連続性の認知の境界、身体と空間の境界などを超え、境界のない連続性の上にあるわたしたちの存在に深い気づきを与えてくれます。
中心も境界もない存在 / An Existence Without Center or Boundary
© チームラボ
(展示風景 「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」 東京 麻布台ヒルズ)
チームラボボーダレス 50以上の作品群が関係しあい刻々と変容する世界
チームラボの「ボーダレス」のフィロソフィは、多層的に、そして時空を超えるように自在に展開します。
Light Sculpture シリーズより
© チームラボ
(展示風景 「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」 東京 麻布台ヒルズ)
The Way of the Sea in the Crystal World(クリスタルワールド) / The Way of the Sea in the Crystal World
teamLab, 2018, Interactive Installation of Light Sculpture, LED, Sound: Hideaki Takahashi
© チームラボ
(展示風景 「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」 東京 麻布台ヒルズ)
The Way of the Sea in the Crystal World(クリスタルワールド) / The Way of the Sea in the Crystal World
teamLab, 2018, Interactive Installation of Light Sculpture, LED, Sound: Hideaki Takahashi
© チームラボ
(展示風景 「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」 東京 麻布台ヒルズ)
境界のない群蝶 / Flutter of Butterflies Beyond Borders
© チームラボ
(展示風景 「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」 東京 麻布台ヒルズ)
teamLab, 2015, Interactive Digital Installation, Endless
© チームラボ
(展示風景 「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」 東京 麻布台ヒルズ)
(「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」 東京 麻布台ヒルズ)
永遠の今の中で連続する生と死 II / Continuous Life and Death at the Now of Eternity II
teamLab, 2019, Digital Work, 12 channels, Endless
© チームラボ
(展示風景 「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」 東京 麻布台ヒルズ)
Untitled
© チームラボ
(展示風景 「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」 東京 麻布台ヒルズ)
Untitled
teamLab, 2024, Interactive Digital Installation
© チームラボ
(展示風景 「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」 東京 麻布台ヒルズ)
鑑賞者と作品がボーダレスになることはもちろん、作品と作品もボーダレスに響きあうように存在しています。
一つの作品から、他の作品へと飛び移っていく、白いカラスたち。
人々のための岩に憑依する滝 / Universe of Water Particles on a Rock where People Gather
追われるカラス、追うカラスも追われるカラス:虚空の宇宙 / Crows are Chased and the Chasing Crows are Destined to be Chased as well: Cosmic Void
© チームラボ
(展示風景 「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」 東京 麻布台ヒルズ)
作品に自由に入りこみ、抜け出て、移動していく「鳥獣戯画」風のカエルやウサギたち。
反転無分別:虚空の黒 / Reversible Rotation: Black in the Void
teamLab, 2024, Digital Work, 12 channels, Continuous Loop
© チームラボ
(展示風景 「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」 東京 麻布台ヒルズ)
反転無分別:虚空の黒 / Reversible Rotation: Black in the Void
teamLab, 2024, Digital Work, 12 channels, Continuous Loop
© チームラボ
(展示風景 「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」 東京 麻布台ヒルズ)
そして、花から成る動物たちが現れては、空間を軽やかに歩いていく《花と共に生きる動物たち II / Animals of Flowers, Symbiotic Lives II》、など。
今ここに立ち現れては変容していく作品とともに、作品と作品のトランジションは融合し、存在の偶然と必然と、有機的でどこか無機的でもある宇宙をシームレスに紡いでいきます。
Untitled
teamLab, 2024, Digital Installation, Continuous Loop, Sound: Hideaki Takahashi
© チームラボ
(展示風景 「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」 東京 麻布台ヒルズ)
チームラボボーダレスは、それぞれの作品の圧倒的な美しさとダイナミズムはもちろんですが、それだけではありません。
作品の間を行き来する私たちにつきそってくれる「いきもの」たちは、飄々として、どこかなつかしく、それがボーダレスのなんとも言えない魅力になっています。
Walk, Walk, Walk: 自由無碍 / Walk, Walk, Walk: Free Infinity
© チームラボ
(展示風景 「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」 東京 麻布台ヒルズ)
teamLab, 2018, Interactive Digital Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi, Voices: Yutaka Fukuoka, Yumiko Tanaka
Walk, Walk, Walk: 自由無碍 / Walk, Walk, Walk: Free Infinity
teamLab, 2018, Interactive Digital Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi, Voices: Yutaka Fukuoka, Yumiko Tanaka
© チームラボ
(展示風景 「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」 東京 麻布台ヒルズ)
チームラボボーダレス 学ぶ!未来の遊園地
自分の描いた魚が、みんなが描いた魚たちとともに泳ぐ海。
魚に触れると逃げたり、餌袋から餌をあげたり。
「スケッチオーシャン 」では、大人も子供も、思わず夢中になってしまいます。
スケッチオーシャン / Sketch Ocean
teamLab, 2020-, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi
© チームラボ
(展示風景 「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」 東京 麻布台ヒルズ)
自分が描いた魚をモチーフに、Tシャツやトートバッグ(※有料)などにすることもできます。
チームラボボーダレス EN TEA HOUSE
そして、EN TEA HOUSEでお茶を一服(※飲食料金別途)。
茶に花々が生まれ咲いていく。
器を手に取ると、花は散り、器の外へと広がっていきます。
小さきものの中にある無限の宇宙に咲く花々 / Flowers Bloom in an Infinite Universe inside a Teacup
teamLab, 2016, Interactive Digital Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi
© チームラボ
(展示風景 「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」 東京 麻布台ヒルズ)