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ルネ・ラリック リミックス
時代のインスピレーションをもとめて
内覧会レポート
2021年6月26日(土)~9月5日(日)
東京都庭園美術館
ルネ・ラリックの名品の輝きを堪能する「ルネ・ラリック リミックス」展。
内覧会で実際に見た、本展の様子を感想とともにレポートします。
写真(メインビジュアルを除く、全て):本展展示風景
ルネ・ラリック リミックス展はここがすごい
本展では、ルネ・ラリックの名品が集結。
約130の展示品のうち、大多数はラリックの作品が占めています。
今回のポイントは
・旧朝香宮邸である本館と、モダンな建造物である新館の両方で、ラリック作品が堪能できること。
・前半・後半と対照的な空間でラリックが楽しめ、アール・ヌーヴォーやアール・デコ、ラリック好きには「上がる」展示。
・国内展示ではかつてない数のラリックのジュエリーが出品。
◆エレガントな本館で、ラリックを堪能
前半は緑と自然光に包まれ、アール・デコの精華を取り入れた歴史的・芸術的建造物である本館の各室を巡りながら、ルネ・ラリックを愛でます。
旧朝香宮邸には元々、正面玄関の扉のガラスレリーフ、大客室のシャンデリアなど、ラリック作品が飾られています。
そこに、ラリックのデカダンなジュエリーの数々、今回のテーマであるインスピレーションに係る様々なモチーフの花瓶や装飾パネルや立像などのガラス作品、香水瓶などが飾られ、いつもと違った雰囲気の本館が楽しめます。
◆モダンな新館で、図鑑のようにラリックを発見
モダンな建造物である新館に渡ると、中山英之さん(建築家)による図鑑風の秀逸なデザインの空間で、ルネ・ラリックの作品に出会えます。
ポップにアール・ヌーヴォーやアール・デコを感じ、パリ万国博覧会の様子にも思いを馳せながら、展示が見られます。
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