ウィーン・モダン展 国立新美術館

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  • 日本・オーストリア外交樹立150周年記念
    ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道

    2019年4月24日(水)~8月5日(月)
    国立新美術館

     
    19世紀末から20世紀初頭にかけて、中欧の中心都市「ウィーン」では、絵画や建築、工芸、デザインをはじめとする様々な分野で、独自の装飾的で煌びやかな文化が開花しました。

    本展は、約400点の貴重な展示品とともに、啓蒙主義時代からモダニズム文化への軌跡をたどり、ウィーンの世紀末文化を「近代化への過程」という視点から紐解く、新しい試みの展覧会となります。

    エゴン・シーレ《自画像》1911年
    油彩/板 27.5×34 cm
    ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz


    ウィーン・モダン展のみどころ

    ◆ウィーン世紀末の巨匠の傑作が集結

    クリムト、シーレ、ココシュカらウィーン世紀末の巨匠をはじめ、モダニズムの黄金時代を築いた作家たちの作品を一挙公開。

    クリムトが最愛の女性を描いた油彩画≪エミーリエ・フレーゲの肖像≫も来日します。

    グスタフ・クリムト《エミーリエ・フレーゲの肖像》1902年
    油彩/カンヴァス 178×80 cm
    ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz

    ◆ウィーンの芸術文化の全容を紹介

    18世紀中頃からウィーン世紀末文化に至るまでの歴史背景にスポットライトを当て、絵画や工芸はもとより、建築、デザイン、インテリア、ファッションなど、“芸術の都”ウィーンで育まれた芸術世界の全容に迫ります。

    エゴン・シーレ《女性の肖像》(ウィーン工房ポストカード No.289)1910年
    カラーリトグラフ 14×9 cm
    ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz


    ◆ウィーン・ミュージアムの至宝が一堂に

    ヨーロッパ有数の博物館「ウィーン・ミュージアム」の改修工事に伴い、同館の主要作品をまとめて公開する本展が実現。同館が誇る貴重なウィーン世紀末のコレクションをオーストリア国外で目の当たりにできる、またとない機会となります。

    グスタフ・クリムト《パラス・アテナ》1898年
    油彩/カンヴァス 75×75 cm
    ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz
    エゴン・シーレ《ひまわり》1909-10年
    油彩/カンヴァス 149.5×30 cm
    ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz


    ウィーン・モダン展の構成

    ◆第1章:啓蒙主義時代のウィーン

    女帝マリア・テレジアとその息子、皇帝ヨーゼフ2世が統治した1740年代から90年代のハプスブルク帝国の首都ウィーンでは、啓蒙主義に基づいた社会改革を実施。ヨーロッパ文化の中心地へと変貌を遂げていく。

    マルティン・ファン・メイテンス《幼いヨーゼフ2世を伴ったマリア・テレジア》1744年
    油彩/カンヴァス 216.2 x 162.5 cm
    ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz


    ◆第2章:ビーダーマイアー時代のウィーン

    ナポレオン戦争終結後、ウィーン会議(1814年)によるヨーロッパ再編から1848年の革命にかけての期間は「ビーダーマイアー」と呼ばれる。急激な都市化と政治的抑圧に対し、人々の関心が日常的で「私的な領域」へ向けられた時代。

    フリードリヒ・フォン・アメリング《3つの最も嬉しいもの》1838年
    油彩/カンヴァス 80×80 cm
    ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz


    ◆第3章:リンク通りとウィーン

    皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の治世(1848-1916年)に、ウィーンは帝国の近代的首都へと変貌。新しいウィーンの大動脈として開通した「リンク通り(リンクシュトラーセ)」には帝国の要となる建築物が次々と建設され、近代ウィーンの象徴に。

    ハンス・マカルト《1879年の祝祭行列のためのデザイン画――菓子製造組合》1879年
    油彩/カンヴァス 64×285.3 cm
    ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz


    ◆第4章:1900年―世紀末のウィーン

    建築家オットー・ヴァーグナーの都市デザイン・プロジェクトによる、ウィーンの街並み。芸術の分野では、ウィーン分離派を結成したグスタフ・クリムトや、ウィーン工房を設立したコロマン・モーザーなどが、新しい芸術表現を追究。

    近代都市ウィーンに、モダニズムの傑作の数々が誕生する。

    オットー・ヴァーグナー《カール・ルエーガー市長のための椅子》1904年
    ローズウッド、真珠母貝による象嵌、アルミニウム、革 高さ:99 cm、幅:63 cm
    ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz
    グスタフ・クリムト《愛》(『アレゴリー:新連作』のための原画 No.46)1895年
    油彩/カンヴァス 62.5×46.5 cm
    ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz
    グスタフ・クリムト《第1回ウィーン分離派展ポスター》(検閲後) 1898年
    カラーリトグラフ 97×70 cm
    ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz
    ヨーゼフ・ホフマン《ブローチ》製作:ウィーン工房 1908-10年
    銀、金箔、瑪瑙、アメジスト、赤鉄鉱、碧玉、トルコ石、月長石、珊瑚 4.9×4.9 cm
    International Friends of Wien Museum, A.P. Collection ©Asenbaum Photo Archive
    《エミーリエ・フレーゲのドレス》(複製、1909年製作のドレスに基づく)
    コットンジャージー、シルクタフタ、オーガンザ 前丈:150 cm、後丈:170 cm、袖丈:63 cm
    ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz

     


    ウィーン・モダン展 チケットプレゼント

    本展の招待券をあみゅーぜんの読者5組10名様にプレゼントいたします。
    応募ページリンク
    応募期間:5月7日(火)~19日(日)

    ※当選者の発表は発送を以てかえさせていただきます。

    プレゼント等、最新情報はあみゅーぜんの Facebook ページにてお知らせしています。

※情報は掲載時のものであり、変更されることもあります。詳細は主催者にご確認ください。

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