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森ビル デジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス
麻布台ヒルズ
森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス(以下、「チームラボボーダレス」)が、東京・お台場から移転し、麻布台ヒルズに新たにオープンしたのは、2024年2月9日。
チケットは連日完売し、当日券も入手が難しい人気ぶりです。
チームラボボーダレスの「ボーダレス」な魅力について、探ってみました。
《人々のための岩に憑依する滝 》、《花と人、コントロールできないけれども共に生きる – A Whole Year per Hour》、《世界はこんなにもやさしくうつくしい》
チームラボボーダレスの「ボーダレス」な魅力とは?
チームラボボーダレスは、アートコレクティブ「チームラボ」による、唯一無二のアート体験の空間です。
圧倒的なイマーシブ体験ができる、美しい、というだけではありません。
“ボーダレス” とは、境界がないということですが、このボーダレスには 2つのフィロソフィカルな意味がこめられています。
《花と人、コントロールできないけれども共に生きる – A Whole Year per Hour》
《Birth》
《The Way of the Sea: Crystal World》
◆ 境界のない、ボーダレスなアート群
チームラボボーダレスは、境界のないアート群による「地図のないミュージアム」。
境界のないアート群によって、境界なく連続する1つの世界が現出します。
作品は、生まれ、その場にいる人と呼応して刻々と変化し、会場内を移動します。
一つのスクリーンで生まれた白いカラスは、その壁面、それに連なるスペースへとシームレスに駆け抜け、空間を繋いでいきます。
他のちょっと不思議な生き物たちや蝶々も、みな自由で、私たちは一緒に館内を移動することができます。
《追われるカラス、追うカラスも追われるカラス – Black in White》
《追われるカラス、追うカラスも追われるカラス:境界を越えて飛ぶ》、《世界はこんなにもやさしくうつくしい》
《Memory of Waves: Flowing Beyond Borders》
《Walk, Walk, Walk: 探し、遠ざかり、また出会う》
◆ アートと一つになる、ボーダレスな体験
「ボーダレス」のもう一つのアスペクトは、人々がアート作品と境界なくつながり、響きあい、存在の連続性を深く体験することです。
変化する光、かたち、アロマ、音楽とともに、一人ひとりがそれぞれ好きなように「ボーダレス」な体験をします。
境界のないアートに身体ごと没入し、境界のない1つの世界の中で、さまよい、探索し、発見します。
《世界はこんなにもやさしくうつくしい》
《世界はこんなにもやさしくうつくしい》
《地形の記憶》
《地形の記憶》
《スケッチオーシャン》
生と死から生まれる、躍動の世界
チームラボボーダレスは、70以上の作品群が関係しあい刻々と変化する世界です。
作品は生まれ、刻々と変化し、やがて死ぬ。
さらに蝶や花は、人が触ると死んで消えてしまいます。
死があるからこそ、生のエネルギーがほとばしる。
生と死は連綿と続きます。
《境界のない群蝶、死して世界に溶けていく》
《Dark Waves: 闇から生まれ闇に帰る》、《生命は闇に咲き闇に帰る微小な光》
《永遠の今の中で連続する生と死 II》
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