-
北斎の帰還 -幻の絵巻と名品コレクション-
2016年11月22日(火)~2017年1月15日(日)
すみだ北斎美術館
葛飾北斎(1760-1849)は、本所割下水(ほんじょわりげすい。両国の近く、現在の墨田区にある北斎通り)に生まれ、およそ90 年の生涯のほとんどを墨田区で過ごしました。11月22日、世界的な芸術家生誕の地に、すみだ北斎美術館が開館します。
北斎の「里帰り」を記念する本展では、幻の絵巻「隅田川両岸景色図巻」を全巻初公開するとともに、肉筆画、版画、摺物、版本等の優品を前後期合わせて約120点を一堂に展示。北斎生誕の地の、新しい建築と展示空間にて、北斎の作品を鑑賞しながら、北斎の芸術世界をお楽しみください。
序章 北斎のイメージ
圧倒的な創作力とともに、奇人ぶりを伝えるエピソードなど、人々の想像をかきたてた北斎。本人および同時代や後世の作家たちが描いた北斎の姿などを展示し、北斎にまつわるさまざまなイメージを紹介します。
1章 北斎の描いたすみだ
隅田川の花見や両国の花火など、季節の風物から、忠臣蔵の歴史的舞台、両国広小路や新吉原などの行楽地まで、浮世絵の題材も豊富な隅田川左岸の地「すみだ」と隅田川流域。北斎の数々の作品にも描かれました。
2章 幻の絵巻 ~隅田川両岸景色図巻~
北斎壮年期の傑作の一つといわれ、約100年ぶりに再発見された「隅田川両岸景色図巻」(全長約7m)。隅田川両岸の景色を陰影法を交えて表現し、新吉原での遊興の様子が細緻な筆遣いで描かれています。3 章 名品ハイライト
墨田区が独自に収集したコレクションの中から、「冨嶽三十六景」をはじめとする錦絵、摺物、読本や絵手本といった版本、肉筆画などから選りすぐりの傑作を展観。
1ページ「概要」/ 2ページ「インフォメーション」
1 2