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坂本龍一 | 音を視る 時を聴く
2024年12月21日(土)~2025年3月30日(日)
東京都現代美術館
多彩な表現活動を通して、時代の先端を切り拓いてきた、音楽家・アーティスト 坂本龍一(1952~2023)。
本展は坂本龍一の大型インスタレーション作品を包括的に紹介する、日本では初となる最大規模の個展となります。
「坂本龍一 | 音を視る 時を聴く」の見どころ
坂本龍一は、テクノポップのユニット「イエロー・マジック・オーケストラ(Yellow Magic Orchestra、1978~1983、1993、2007~)で一世を風靡。また『戦場のメリークリスマス』(83年)や『ラストエンペラー』(87年)をはじめとする映画音楽で世界に名を馳せ、さらにロックとテクノ、ワールドミュージックをはじめジャンルをまたいだ多彩な音楽作品を発表し続けて活躍しました。
90年代からはマルチメディアを駆使したライブパフォーマンスを展開し、2000年代以降は、さまざまなアーティストとの協働を通して、音を展示空間に立体的に設置する試みを積極的に思考、実践しました。
本展は、生前に坂本龍一が東京都現代美術館のために遺した展覧会構想を軸に、坂本の創作活動における長年の関心事であった “音” と “時間” をテーマに、未発表の新作と、これまでの代表作から成る没入型・体感型サウンド・インスタレーション作品10点あまりを、美術館屋内外の空間にダイナミックに構成・展開します。
坂本が追求し続けた「音を空間に設置する」という芸術的挑戦と、「時間とは何か」という深い問いかけは、私たちにどのような創造と体験の地平を開いてくれるのでしょうか?
「坂本龍一 | 音を視る 時を聴く」展示構成
■ 企画展示室 1階
坂本龍一+高谷史郎 《TIME TIME》2024 (新作)
坂本龍一+高谷史郎 《water state 1》2013
坂本龍一+高谷史郎 《IS YOUR TIME》2017/2024
カールステン・ニコライ 《PHOSPHENES》《ENDO EXO》2024(新作)音楽:坂本龍一
■ 企画展示室 地下2階
坂本龍一+アピチャッポン・ウィーラセタクン《async–first light》2017
アピチャッポン・ウィーラセタクン《Durmiente》2021 (日本初公開)
坂本龍一+高谷史郎《async–immersion tokyo》2024
坂本龍一+Zakkubalan《async–volume》2017
坂本龍一+高谷史郎《LIFE–fluid, invisible, inaudible…》2007
*アーカイブ特別展示:1996–97年のパフォーマンスを再現した新作インスタレーション
坂本龍一×岩井俊雄《Music Plays Images X Images Play Music》1996–1997/2024(初公開)
■ 中庭(1階/屋外)
坂本龍一+真鍋大度《センシング・ストリームズ 2024–不可視、不可聴 (MOT version)》2024
■サンクン・ガーデン(地下2階/屋外)*スペシャル・コラボレーション
坂本龍一+中谷芙二子+高谷史郎《LIFE–WELL TOKYO》霧の彫刻 #47769 2024(新作)
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