デ・キリコ展 レポート

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  • デ・キリコ展

    2024年4月27日(土)~8月29日(木)
    東京都美術館

     


    デ・キリコ芸術の全体像に迫る大回顧展「デ・キリコ展」が開催されます。

    本展は東京展の後、神戸に巡回予定(2024年9月14日~12月8日、神戸市立博物館)。

    今回は、「デ・キリコ展」の会場風景とともに、見どころをレポートします。

    画像すべて © Giorgio de Chirico, by SIAE 2024

     

    ジョルジョ・デ・キリコ


    ジョルジョ・デ・キリコ
    Giorgio de Chirico 1888-1978)は、イタリアの画家。

    1910年頃から、日常の奥に潜む非日常を表した絵画を描き始め、後に自ら「形而上絵画」と名づけた作品群をはじめ、シュルレアリスムに大きな影響を与えました。

     

    デ・キリコ展 レポート


    本展は、デ・キリコが初期から描き続けた自画像や肖像画から、彼の名声を高めた「形而上絵画」、西洋絵画の伝統に回帰した作品、そして晩年の「新形而上絵画」まで、世界各地から集まった100点以上の作品で デ・キリコ芸術の全体像に迫る大回顧展です。

     

    ◆デ・キリコの自画像や肖像画

    デ・キリコ展 レポート|あみゅーぜん

    《自画像》
    1922頃
    トレド美術館(アメリカ)
    展示風景(「デ・キリコ展」
    2024年4月27日(土)~8月29日(木)
    東京都美術館)

     

    ◆デ・キリコ初期の「形而上絵画」

    デ・キリコといえば、やはりサルバドール・ダリやルネ・マグリットなどのアーティストに多大な影響を与えた「形而上絵画」。

    デ・キリコ展 レポート|あみゅーぜん

    《バラ色の塔のあるイタリア広場》
    1934年頃
    トレント・エ・ロヴェレート近現代美術館(L.F.コレクションより長期貸与)
    展示風景(「デ・キリコ展」
    2024年4月27日(土)~8月29日(木)
    東京都美術館)

     

    ◆デ・キリコ「形而上的室内」

    デ・キリコ展 レポート|あみゅーぜん

    《「ダヴィデ」の手がある形而上的室内》
    1968年、油彩・カンヴァス
    ジョルジョ・エ・イーザ・デ・キリコ財団
    展示風景(「デ・キリコ展」
    2024年4月27日(土)~8月29日(木)
    東京都美術館)

     

    デ・キリコ展 レポート|あみゅーぜん

    《福音書的な静物Ⅰ》
    1916年 
    大阪中之島美術館
    展示風景(「デ・キリコ展」
    2024年4月27日(土)~8月29日(木)
    東京都美術館)

     

    ◆マヌカン

    デ・キリコ展 レポート|あみゅーぜん

    《不安を与えるミューズたち》
    1950年頃、油彩・カンヴァス
    マチェラータ県銀行財団 パラッツォ・リッチ美術館
    展示風景(「デ・キリコ展」
    2024年4月27日(土)~8月29日(木)
    東京都美術館)

     

    ◆デ・キリコ1920年代の作品

    デ・キリコ展 レポート|あみゅーぜん

    《谷間の家具》
    1927年、油彩・カンヴァス
    トレント・エ・ロヴェレート近現代美術館(L.F.コレクションより長期貸与)
    展示風景(「デ・キリコ展」
    2024年4月27日(土)~8月29日(木)
    東京都美術館)

     

    ◆デ・キリコの新形而上絵画

    デ・キリコが若い頃に描いた広場やマヌカン、挿絵の仕事で描いた太陽と月といった要素を総合し、過去の作品を再解釈した新しい境地に到達。

    デ・キリコ展 レポート|あみゅーぜん

    展示風景(「デ・キリコ展」
    2024年4月27日(土)~8月29日(木)
    東京都美術館)

     

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    デ・キリコ展 レポート|あみゅーぜん

    ムロツヨシ
    © 小嶋淑子

※情報は掲載時のものであり、変更されることもあります。詳細は主催者にご確認ください。

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