三菱一号館美術館 パリ・グラフィック展

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  • パリ・グラフィック
    ロートレックとアートになった版画・ポスター展

    2017年10月18日(水)~2018年1月8日(月祝)
    三菱一号館美術館

     
    それまで単に複製や情報伝達のための手段でしかなかった版画は、トゥールーズ=ロートレックボナールヴェイヤールなどの芸術家たちにより、絵画と同じく芸術の域まで高められ、それらを収集する愛好家も出現しました。一方、大衆文化とともに発展したポスター芸術をはじめ、かつてないほど多くの複製イメージが都市に溢れ、美術は人々の暮らしにまで浸透しました。

    本展では、世紀末パリにおいて時代を映すメディアであったと言える、「グラフィック・アート」に光を当て、三菱一号館美術館とファン・ゴッホ美術館が所蔵する貴重なコレクションから、リトグラフ・ポスター等を中心に、油彩・挿絵本等を加えた計約140点を展覧します。

    モーリス・ドニ《『ラ・デベッシュ・ド・トゥールーズ』紙のためのポスター》1892年 多色刷りリトグラフ アムステルダム、ファン・ゴッホ美術館


    ◆トゥールーズ=ロートレック(1864-1901)

    南仏アルビの名門貴族の家に生まれ、モンマルトルの歓楽街や娼館など、パリに生きる市井の人々の姿を鋭い観察眼により描き出した、19世紀末フランスを代表する画家。とりわけポスターや版画制作はその真骨頂とも言え、卓越したデッサンと鮮やかな色彩、斬新な構図や新たな技法への挑戦により、ポスターを芸術の地位にまで高め、後世のグラフィック・アートにも大きな影響を与えました。


    ◆ベル・エポック(良き時代)のパリ

    19世紀半ばの大改造を経て、パリが近代都市へと生まれ変わる一方で、労働者層は中心街から家賃の安い近郊地へ移住しました。その移住先の一つ、モンマルトルにはカフェ・コンセール(演芸喫茶)やキャバレー、ダンスホールといった遊興施設が次々と誕生。中でも1889年に開店した「ムーラン・ルージュ」は名物店となり、モンマルトルはパリ随一のデカダンな歓楽街として人気を博しました。


    ◆読者プレゼント

    本展の招待券をあみゅーぜんの読者5組10名様に抽選でプレゼントいたします。
    応募締切:2017年11月12日(日)
    応募ページへのリンクはこちら
    受付は終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございました。
    抽選結果の発表は発送を以てかえさせていただきます。

※情報は掲載時のものであり、変更されることもあります。詳細は主催者にご確認ください。

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