English français       東京の文化、アート、おでかけメディア

「マルセル・デュシャンと日本美術」展

0

1ページ (1/2)「概要」  2 次のページ

  • 東京国立博物館・フィラデルフィア美術館交流企画特別展
    「マルセル・デュシャンと日本美術」

    2018年10月2日(火)~12月9日(日)
    東京国立博物館

     
    マルセル・デュシャン(1887 – 1968)は、「現代美術の父」とも称され、主にアメリカで活躍したフランス出身のアーティスト。伝統的な西洋芸術の価値観を大きく揺るがし、20世紀の美術に衝撃的な影響を与えた作家として知られています。

    東京国立博物館「マルセル・デュシャンと日本美術」展
    《泉》の横に座るデュシャン
    撮影者不明
    1965年
    Philadelphia Museum of Art, Library and Archives: Gift of Jacqueline, Paul and Peter Matisse in memory of their mother Alexina Duchamp


    今秋、東京国立博物館では、「マルセル・デュシャンと日本美術」展が開催されます。

    本展は二部構成で、第一部「デュシャン 人と作品」展はフィラデルフィア美術館が企画・監修する国際巡回展、第二部「デュシャンの向こうに日本がみえる。」は東京国立博物館の日本美術コレクションから、400年前の「レディメイド」、日本のリアリズム、時間表現、オリジナルとコピーなど、その新たな楽しみ方を提案します。

     


    「デュシャン 人と作品」(The Essential Duchamp)みどころ

    フィラデルフィア美術館の世界的に有名なデュシャン・コレクションから、油彩画、レディメイドなどの作品や関連資料を通して、デュシャンの人生と60年以上にわたる芸術活動を時系列で紹介します。


    ◆第1章 画家としてのデュシャン(1902~1912)*

    デュシャンは印象主義から象徴主義、そしてフォヴィスムにいたるまで、前衛的な様式に実験的に取り組みました。展示には、一大センセーションを巻き起こした《階段を降りる裸体No.2》(1912)や、いわゆる「画家」としての最後の作品《花嫁》(1912)が含まれます。

    東京国立博物館「マルセル・デュシャンと日本美術」展
    マルセル・デュシャン 《階段を降りる裸体 No. 2》 1912年
    Philadelphia Museum of Art. The Louise and Walter Arensberg Collection, 1950
    © Association Marcel Duchamp / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2018 G1350

     


    ◆第2章 「芸術」でないような作品をつくることができようか(1912~1917)**

    通常の「絵画」制作をやめ、伝統的な絵画の枠から飛び出すデュシャン。ニューヨークへ移住後、代表作の一つとなった《彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも》(通称『大ガラス』)(1915-23)を制作。

    また、彼が「レディメイド」と呼ぶ一連の作品を発表。「レディメイド」とは、既成の日常品を本来の用途から切り離し、「作る」という概念に相対させて、「芸術作品」として意味づけたもの。本展では、男子用小便器に「リチャード・マット (R. Mutt)」と署名をして美術展に出品し、審査員から大バッシングを受けた《泉》(1917/ 1950)などが展示されます。

    東京国立博物館「マルセル・デュシャンと日本美術」展
    マルセル・デュシャン 《泉》 1917/1950年
    Philadelphia Museum of Art. 125th Anniversary Acquisition. Gift (by exchange) of Mrs. Herbert Cameron Morris, 1998
    © Association Marcel Duchamp / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2018 G1311

     


    ◆第3章 ローズ・セラヴィ(1920年代~40年代)***

    1920年代以降はチェスに没頭し、セミ・プロの腕前に。また、語呂合わせの女性ペンネーム「ローズ・セラヴィ」で活動するかたわら、ニューヨークでの反芸術活動「ダダ」と活発に交流。さらに、マン・レイの協力を得て、前衛的な短編映画『アネミック・シネマ』(1926)を発表。
    30年代半ば、自身の作品のミニチュアからなる携帯用の美術館《トランクの中の箱》(1935-41)を制作。
    40年代には企画やキュレーションでも活躍。

     


    ◆第4章 『遺作』欲望の女(1950年代~60年代)****

    《1. 落ちる水2. 照明用ガス、が与えられたとせよ》(通称『遺作』/ Étant Donnés)は、誰にも知られずに20年以上かけて制作した作品。死後、彼のメモが見つかり、パーツを移送して組み立て、フィラデルフィア美術館に展示。扉の覗き穴から見るとショッキングな姿の裸婦が現れるこの作品は、彼のミューズであった女性に捧げて生み出されたもの。本展では『遺作』を映像や資料で紹介します。

     

    *   第1章 画家としてのデュシャン(A Painter’s life)(1902~1912)
    **  第2章 「芸術」でないような作品をつくることができようか(Can Works be made which are not ‘of art’?)(1912~1917)
    ***  第3章 ローズ・セラヴィ(Rrose Sélavy)(1920年代~40年代)
    **** 第4章 『遺作』欲望の女(Our Lady of Desire)(1950年代~60年代)

※情報は掲載時のものであり、変更されることもあります。詳細は主催者にご確認ください。

1ページ「概要」/  2ページ「インフォメーション」

1 2
Share.

Comments are closed.