クリムト展 東京都美術館

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  • クリムト展 ウィーンと日本 1900

    2019年4月23日(火)~7月10日(水)
    東京都美術館

     
    過去最多のグスタフ・クリムトの油彩画が来日する、待望の展覧会が開催されます。

    本展は、2018年のクリムトの没後100年、2019年の日本とオーストリアの友好150周年を記念して開催されます。

    華やかな装飾性と世紀末的な官能性をあわせもち、今なお絶大な人気を誇るクリムト作品をまとめて見ることのできる貴重な機会となります。

    グスタフ・クリムト《ヌーダ・ヴェリタス(裸の真実)》
    1899年 油彩、カンヴァス 244×56.5cm
    オーストリア演劇博物館 © KHM-Museumsverband, Theatermuseum Vienna

     

    グスタフ・クリムト

    19世紀末ウィーンを代表する象徴派の画家、グスタフ・クリムト(1862-1918)。

    ウィーンの工芸学校で学んだ後、美術や装飾の分野で活躍。次第にウィーン美術家協会の保守的・伝統的な趣向と訣別し、1897年にウィーン分離派を結成、初代会長を務める。

    金箔などを用いた華やかで装飾的な作風で、甘美な女性像や風景画などを制作した(「黄金様式」の時代)。1902年の分離派展に大作『ベートーヴェン・フリーズ』を出展、一大スキャンダルを引き起こす。クリムトは、ジャポニスムからも多大な影響を受けた。

     
    グスタフ・クリムト《ベートーヴェン・フリーズ》(部分)
    1984年(原寸大複製/オリジナルは1901-1902年) 216×3438㎝
    ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館 © Belvedere, Vienna, Photo: Johannes Stoll

     

    クリムト展のみどころ

    没後100年を記念する本展覧会では、初期の自然主義的な作品から、分離派結成後の「黄金様式」の時代の代表作、甘美な女性像や数多く手掛けた風景画まで、日本では過去最多となる25点以上の油彩画を紹介します。

    本展では、クリムト作品を多く所蔵するウィーンのベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館の作品を中心に、クリムトの画業の変遷を紹介。

    また、同時代のウィーンで活動した画家たちの作品や、クリムトが影響を受けた日本の美術品などもあわせ、ウィーン世紀末美術の精華を展覧します。


    ユディトⅠ

    油彩画に金箔がふんだんに施され、官能性と抗しがたい女性の魅力を表現した、クリムトの「黄金様式」の時代の代表作の一つ。

    グスタフ・クリムト《ユディトⅠ》
    1901年 油彩、カンヴァス 84×42cm
    ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館 © Belvedere, Vienna, Photo: Johannes Stoll

     

    女の三世代

    日本で初公開、クリムト最大の絵画の一つ。

    グスタフ・クリムト《女の三世代》
    1905年 油彩、カンヴァス 171×171cm
    ローマ国立近代美術館 Galleria Nazionale d’Arte Moderna e Contemporanea, Roma

     

    ベートーヴェン・フリーズ

    ベートーヴェンの第9交響曲を大胆に視覚的に解釈した大作。 黄金の甲冑で武装した騎士が幸福を求めて敵に向かい、楽園にたどり着くまでの旅路が絵巻物のように展開する。

    本展では、全長34mにも及ぶ壁画の、1984年に制作された精巧な原寸大複製が来日します。
    グスタフ・クリムト《ベートーヴェン・フリーズ》(部分)
    1984年(原寸大複製/オリジナルは1901-1902年) 216×3438㎝
    ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館 © Belvedere, Vienna, Photo: Johannes Stoll


    風景画を含む、多彩なクリムトの作品群

    グスタフ・クリムト《アッター湖畔のカンマー城III》
    1909/1910年 油彩、カンヴァス 110×110cm
    ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館 © Belvedere, Vienna, Photo: Johannes Stoll
    グスタフ・クリムト《ヘレーネ・クリムトの肖像》
    1898年 油彩、厚紙 59.7×49.9cm
    個人蔵(ベルン美術館寄託) Kunstmuseum Bern, loan from private collection
    グスタフ・クリムト《オイゲニア・プリマフェージの肖像》
    1913/1914年 油彩、カンヴァス 140×85cm
    豊田市美術館
    グスタフ・クリムト《赤子(ゆりかご)》
    1917/1918年 油彩、カンヴァス 110.9×110.4cm
    ワシントン・ナショナル・ギャラリー
    National Gallery of Art, Washington, Gift of Otto and Franciska Kallir with the help of the Carol and Edwin Gaines
    グスタフ・クリムト《雨後(鶏のいるザンクトアガータの庭)》
    1898年 油彩、カンヴァス 80×40㎝
    ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館 © Belvedere, Vienna, Photo: Johannes Stoll

     


    スペシャルサポーターに稲垣吾郎

    本展のスペシャルサポーターには、稲垣吾郎が就任。クリムトとともに活躍した画家を描いた映画の批評や、舞台「No.9-不滅の旋律-」でベートーヴェン役を演じるなど、19世紀末から20世紀にかけてのウィーン文化にも縁のあるアーティストです(本展には、クリムトの傑作《ベートーヴェン・フリーズ》の精巧な複製も出品され、重要な見どころの一つです)。
    また、音声ガイドにも初挑戦、ゲストナレーターとして出演します。

     

     


    クリムト展 チケットプレゼント

    本展の招待券をあみゅーぜんの読者5組10名様にプレゼントいたします。

    応募ページリンク
    応募期間:5月7日(火)~19日(日)

    ※当選者の発表は発送を以てかえさせていただきます。
    ※プレゼント等、最新情報はあみゅーぜんの Facebook ページにてお知らせしています。

※情報は掲載時のものであり、変更されることもあります。詳細は主催者にご確認ください。

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