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「今こそ、ルーシー!」LUCY IS HERE
2023年7月15日(土)~2024年1月8日(月)
スヌーピーミュージアム
スヌーピーミュージアムでは、企画展「今こそ、ルーシー!」LUCY IS HEREを開催。
今回はその様子と見どころをレポートします。
写真(全て)© Peanuts Worldwide LLC
「今こそ、ルーシー!」LUCY IS HERE レビュー
スヌーピーミュージアム(南町田グランベリーパーク)は、スヌーピーファンの聖地と言われるシュルツ美術館(アメリカ・カリフォルニア州)の世界で唯一の分館です。
企画展では、1950年から新聞連載が開始された「ピーナッツ」のコミックで、初期から活躍している女の子「ルーシー」に焦点を当てています。
◆自分らしく堂々と生きる「ルーシー」と、仲間たちを貴重な原画等で紹介
本展はシュルツ美術館(Charles M. Schulz Museum & Research Center、カリフォルニア州サンタローザ)所蔵の貴重な原画を中心に構成されています(原画・複製原画 46点)。
ルーシーといえば、一筋縄ではいかない個性が魅力。
チャーリー・ブラウンに意地悪をして、きょうだいにはいつも不機嫌でガミガミと怒る。
恋するシュローダーの前では、繊細でかわいらしい一面も見せる。
スヌーピーが天敵かと思えば、愛しい存在でもある。
子どもっぽく無邪気な一面も見せれば、しっかりと自分の意見を持っている。
おなじみの精神分析スタンドでは、みんなの悩み相談に乗り、アドバイスもする…。
アシュリー・レクライトさん(シュルツ美術館の巡回展担当レジストラー)によれば、ルーシーをテーマにした展覧会はシュルツ美術館と英国ケンブリッジでも開催されましたが、本展では、ルーシーのキャラクター像の「多面性」に光を当てて原画や複製原画を紹介しているそう。
◆全世界はマル!わたしたちはみんなマル!マル!マル!マル!
ルーシーにフォーカスした本展のテーマは、自分らしさ。
“自分自身のまま、自分らしく生きていいんだよ”と伝えてくれているピーナッツの個性的な仲間たち。
ルーシーは、中でも強い個性を発揮しています。
本展の展示で象徴的なメッセージとなる8コマのコミックでは、最後にペパーミント パティが「全世界はマル!わたしたちはみんなマル!マル!マル!マル!」と言っています。
これは学校の〇× テスト(True or False)で、〇(True)の回答をしている様子。
その前のコマではルーシー、シュローダー、ライナス、スヌーピー、スパイク、サリー、チャーリー・ブラウンがそれぞれの世界観を伝えています。
それぞれのエピソードが描かれた8コマは、全8種類の限定カードとして、来館者全員がランダムにもらえます。
◆「今こそ、ルーシー!」LUCY IS HERE フォトスポットなど
「わたしたちはみんなマル!」の限定カードにちなんだフォトスポットもいくつか登場します。
常設展示では、ピーナッツの仲間たちを紹介しているピーナッツ・ギャング・ギャラリーには企画展にちなんだ特別展示にも注目。
「今こそ、ルーシー!」LUCY IS HEREとの連動メニュー
スヌーピーミュージアムに隣接する「PEANUTS Cafe SNOOPY MUSEUM TOKYO」では、本展をテーマにした様々な限定メニューが楽しめます。
その中から、2点をご紹介します。
◆ルーシー&チャーリー・ブラウンのフットボールサンドイッチ
ルーシー十八番のいたずらにチャーリー・ブラウンがいつも騙されてしまうコミックをモチーフに、ボール型のパンをフットボールに見立てたサンドイッチ。
かぼちゃサラダと生ハム&マスカルポーネを合わせたサンドと、ソーセージと紫キャベツのマリネ&サルサソースサンド、フライドポテトが味わえるボリューム満点のバスケットセット。
香ばしくトーストしたパン、ほんのりした甘さとマスカルポーネ、ソーセージのスパイスと酸っぱさ、ぴりりとしたサルサソースのハーモニーが絶妙。
ミネストローネスープとドリンク付。
コンセプトコミックが入ったメニューカード付。
◆BLEAH! BLEAH! ルーシー&スヌーピー レモンブリュレ
レモンをカップにした、レモンクリームとマスカルポーネの相性が抜群のブリュレ。
スヌーピーが大好きな組み合わせのアイスクリームと果物、さわやかな柑橘類のジュレが添えられています。
コンセプトコミックが入ったメニューカード付。
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