第26回 王子 狐の行列

2018年12月31日(月)～2019年1月1日(火・祝)
王子

 
大晦日には関東一円から集まった狐が、大きなエノキの木の下で装束を整えて王子稲荷神社に詣でた、という言い伝えのある王子（東京北区）。

その木の脇に祀られた社が「装束稲荷（しょうぞくいなり）」とされています。

歌川広重による「名所江戸百景」『王子装束ゑの木大晦日の狐火』には木の下に狐が集まる様子が描かれています。

王子　狐の行列

大晦日に開催される「王子　狐の行列」は、王子を舞台に、広重の作品にも描かれた伝承を、次世代に大切に伝えようと続けられている行事です。

2018年の大晦日の夜も、王子の町は幻想的な光景に包まれます。

◆狐の行列とともに、装束稲荷神社から王子稲荷へ

大晦日の夜、きつねに扮した人たちが装束稲荷神社に集まります。深夜、提灯を持って行列を成して練り歩き、王子稲荷へ参詣します。

◆王子　狐の行列への参加

事前申込をすれば一般の参加も可能（定員あり）で、行列には外国人の姿も見られます。

初詣にふさわしい和装、王子流の狐メークとともに参加すれば、大晦日と初詣の特別な思い出となることでしょう。